イネ科
アゼガヤ
アゼガヤとは
温暖地~暖地の水田、水田畦畔、休耕田、転換畑で普通にみられる湿生の一年生イネ科雑草。水田畦畔の水際部分(湿潤状態)でよく出芽・生育する。
水田内では、水稲移植後に十分な湛水が維持されているとあまり出芽しないが、田面が露出した場所では出芽する。出芽した個体はその後に湛水しても生育は抑制されず、葉が水面上に出ると旺盛に生長する。湛水直播栽培における播種後の落水期間や、乾田直播栽培における播種後の乾田期間にも発生しやすい。
アゼガヤには分げつ茎が直立して生育する「そう生型」と、分げつ茎がほふく茎となって分株を形成しながら地表を這って伸長する「ほふく型」の2型があることが知られるが、「ほふく型」であっても水稲群落内ではほふく茎が伸びた先で直立して出穂する。
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