イネ科
雑草イネ
雑草イネとは
イネの雑草型、あるいは雑草化したイネのこと。玄米は着色しているものが多く(赤米など)、収穫物に混じると水稲生産物の品質や等級の低下の原因となる。籾は穂から脱落しやすく、収穫期まであるいは収穫作業によって水田内にこぼれ落ちる。栽培品種とともに刈り取られると、脱粒しなかった雑草イネの種籾がコンバインによって他の水田に運ばれ、更なる拡散の原因となる。
雑草イネの種籾が数年に渡って埋土された水田では毎年雑草イネが発生すると考え、作付け前の対策と作付け中の体系防除を組み合わせた徹底防除により発生数を減らしていくことが必要となる。水田内での発生を抑えるために、水稲収穫後や作付前の防除も重要である。
なお、本カタログに掲載の防除方法については漏生イネ防除(作付け品種を切り替える際に発生する前作品種の脱粒したイネ)にも適用可能である。
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